うつ病と甘えの見分け方はどこにあるのでしょうか?

私は仕事が怖いことが原因でうつ病になってしまって、会社を退職したことがあるんですよね。

無職で引きこもりがちの生活をしていたのですが、「甘えてる」と言われるのは嫌でした。

私は病気が苦しくて働けないだけなのに、馬鹿にされる筋合いはないと思っていたんですよね。

うつ病と甘えの見分け方は?

うつ病と甘えの見分け方は、非常に曖昧であると個人的に感じています。

私もうつ病で引きこもっていた時期がありましたが、今になると単なる「甘え」だったと思いますね。

ただ当時の私は働こうにも働けない理由が確かに存在しており、それは当時の私にとっては「甘え」ではなかったのです。

過去の自分と現在の自分は既に別の人格であり、当時の未熟な自分にとっては、働くということが、恐怖で仕方なかったのです。

うつ病から抜け出せれば、うつ病だった頃は甘えであったと認識できるのですが、これはあらゆる病気と同じで、「健康になれば当時の辛さは忘れる」ということではないのでしょうか?

つまりうつ病から立ち直った人間にとっては、当時の辛さは忘れてしまって、過去を甘えと認識してしまうのではないか、ということです。

人間は他人の気持ちや状態を理解するのは困難なので、他者からの「甘えか甘えではないか」の区別は無意味でしょう。

他者の精神状態を客観的に完璧に理解することは現代医学でも不可能なのですから。

つまりうつ病が甘えか甘えでないかを見分ける方法は本人にしか分からないということです。

スポンサーリンク



仕事に対する恐怖心からうつ病に

私がうつ病だった時期は2度あるのですが、2度目のうつ病は仕事が原因となっていました。

ちなみに1度目は受験失敗が原因でした。

2度目のうつ病の時は、介護職をしていた時期に発症したんです。

私は受験に失敗して高卒で仕事もろくに見つけられず、仕方がない気持ちで介護施設に就職しました。

最初のうちは正社員で働けていることに対して満足していたのですが、次第に夢も希望もない人生が続くのだと悟ってしまったんですよね。

施設の人間関係が悪化していき介護施設特有の悪い職場の雰囲気になっていきました。

職員同士のミスの揚げ足の取り合いや、上司の理不尽な容赦のない怒りなど、耐え難いようなことが多すぎましたね。

やがて職場のことを考えるだけで、恐怖で頭痛が怒るようになっていったのです。

働くのが辛いのは甘えなのか?

働くのが辛い、というのは一昔前なら甘えと見なされていたでしょう。

なぜなら職業の種類が現代よりも少なくて、偏差値社会のような均一された一つの指標に基づいた能力が求められていたからです。

個性が認められないような社会であれば、たったひとつだけ秀でた能力を持っていても、それは他のダメな要素によってかき消されてしまうことになるでしょう。

例えば事務仕事ではできないけど、書道の才能があったり、絵画の才能があったり、プログラミングの才能がある人もおられます。

そういう才能が事務仕事ができなかったり、コミュニケーションが取れなかったりするだけで、馬鹿にされて潰されてしまうのです。

また日本特有の「まじめ」や「皆と同じじゃないと」というような考え方も甘えとみなされる要因です。

しかし現代は仕事が多種多様になっているので、仕事内容は選び放題なので、働くのが辛かったら自分にとって辛くない仕事を探せばいいだけなのです。

働くのが辛くて会社を辞めたことを他人が「甘え」だと判断しても、それは表面化された退職という事象に対しての浅はかな言論であり、当人の事を真剣に考えた末に出した答えとは程遠いものです。

つまり「働くのが辛い」というのは一概に甘えであるとは言えないのです。

スポンサーリンク



自分に向いている仕事を見つける

自分に向いている仕事を見つけることができれば、働くのが楽しいとまでは思えずとも、仕事の辛さは軽減できるはずです。

絵の才能がなくて絵が嫌いな人間が絵画の仕事をやっていくのは辛いだけですよね?

それと同じで向いていない職業はとっとと辞めてしまって、少しでも自分に向いている仕事を探していくのがいいでしょう。

「皆と同じ」の時代は終わった

中高年から高齢者の方々は、「皆と同じ」という意識が強い人が多いです。

特に高齢になればなるほど、彼らの働いていた時代の価値観が現代とは違い、新しい価値観に対して否定的な人が多いです。

昔はネットもなく、大学受験が全てだった時代でしたので、社会のレールから外れること=人生の終わり、だと信じていた人も多いです。

しかし現代は高卒や中卒でも、成功している人はいますからね。

昔は常識を持ってコツコツ生きることが成功への近道だったのかもしれませんが、現代は非常識な発想こそが成功に繋がるのです。

つまり中高年や高齢者の「常識を持って生きなければならない」という考えは現代の若者にとっては邪魔にしかならないのです。

うつ病の根本原因を取り除くんだ

うつ病の原因は人によって違いますので、自分と全く同じことが原因だという人はいないでしょう。

遊びに行ったり趣味をするなどのリフレッシュも大切かもしれませんが、一時的な解消にしかならないのではないでしょうか?

根本となっている原因を取り除いてあげることが大切であり、その根本原因について逃げずに向きあうべきなのです。

私は職場がうつ病の原因だったので、職場を辞めたことで一時的に解消しました。

その後無職の時期もうつ病になりましたが、自分に向いている仕事を見つけることでうつ病の症状を大きく軽減させることができました。

遊びに行ったりするのは根本原因がある限りうつ病が1ミリも良くなることはないと思いますね。